三宅商店 Miyake Store's Blog

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思ってるよりも簡単です!みんなで作ろう!手前味噌のススメ

アレヨアレヨという間に、三月に突入しました。今年はあまり雪の降らない、いわゆる暖冬でしたが(とはいえ、それなりに寒かったですが)、日中は10度を超える日が増えてきた今日この頃。吉備中央町でもひしひしと春を感じております。「ああ、今年こそは味噌を作ってみようと思ってたのに、すっかり春になっちゃって......」なんて方、いらっしゃいませんか?大丈夫! まだ全然間に合います! というか、いかりみその碇哲也さんもおっしゃられている通り、世間一般的に味噌は大寒にしか作ってはいけないように思われていますが、ぜーーんぜん大丈夫!味噌は一年中、いつでも作っていいのです!しかも、味噌作りってなんだかものすごく大変そうなイメージですが、やってみたら、あら簡単!なんでもっと早くに始めなかったんだろう......なんて思ってしまいますよ。もちろん、一年分を一気に作ろうとすると(ご家族の人数にもよりますが)量が多くなってしまうため、重労働な感じになってしまいますが、一年中いつでも作れるわけなので、一気に作らなくてもちょっとづつ作ると良いのです。ちょっと時間が空いた時に、一回がさほど負担にならない程度の量を作ると楽しんで作れる、つまり味噌に良い氣が入るし、その時々のいろんな味の違いも楽しめるって寸法です。知らない間にできちゃった!

冬の読書のすすめ〜②「日本が売られる」堤未果

水、風、土、私達の衣食住は、世界の様々なものによって支えられています。食べものや衣服や水がどこから来ているかを知ることで生まれる感謝とつながりの実感。そしてそのつながりの先に、食べものや衣服を作る上で起こっている環境汚染や搾取や差別や戦争といった現実を知ることになっていく・・原子力発電や核開発によって生まれる放射性廃棄物の行方をたどる中で深い絶望を体験したアメリカの環境活動家であり仏教学者であるジョアンナ・メイシーは「絶望を感じるのは正常な反応。そこで自分が感じていることから逃げると無力感に苛まれ、思考も行動も止まってしまう。事実と向き合い、感じきることから、変化を起こしていくエネルギーが生まれる。」ということを実感し、1970年代に「つながりをとりもどすワーク」を始めました。このワークという言葉は、現在日本でも盛んに行われている「ワークショップ」という概念の元になっていると言われています。現実を知り、変化を起こすためのワーク。彼女の著書でもある『アクティブ・ホープ』の意味は、自分の感じていることを引き受けて、希望を誰かに託すのではなく、自分たち自身が希望を作っていくこと。世界とつながり、悲しい現実ともつながり、変化になっていくこと。・・・2001年9月11日、ニューヨーク貿易センタービルに旅客機が衝突した時、その隣のビルの20階にある野村證券に勤務していた堤未果さんは「”今だけカネだけ自分だけ”で突き進むウォール街の価値観に嫌気がさして」日本に帰国。その後、国際ジャーナリストとして現場取材や公文書の調査を元に執筆やメディア出演を続けています。堤未果 (つつみ みか)国際ジャーナリスト/東京都生まれニューヨーク州立大学国際関係論学科卒業、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科卒業。国連、アムネスティインターナショナルNY支局員、米国野村証券を経て現職。日米を行き来しながら取材、講演、メディア出演を続ける。多くの著書は海外でも翻訳されている。「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命」で日本ジャーナリスト会議黒田清新人賞。「ルポ・貧困大国アメリカ」(3部作)で新書大賞2009, 日本エッセイストクラブ賞。「沈みゆく大国アメリカ」(2部作)「政府はもう嘘をつけない」(2部作)「アメリカから〈自由〉が消える」「核大国ニッポン」他多数。(オフィシャルサイトより)また、夫は参議院議員の川田龍平。今回は、そんな堤未果さんが2008年からの『貧困大国アメリカ』三部作や『政府は必ず嘘をつく』二部作などを経て、2018年末に書かれた『日本が売られる』(幻冬舎文庫)という新書を紹介します。

気分は魔女! 「薬草の達人による、目からウロコなやさしい薬草活用術WS」レポート

今月のはじめ、「みんなの水車」を運営されていて、商店でも水車米で大変お世話になっている「きびちゅうおう温故知新ワークショップ ちえのわ」さんが主催する「薬草のパワーを使いこなそう!薬草の達人による、目からウロコなやさしい薬草活用術」というワークショップに参加してきました。「私は自然の一部。自然も私の一部。」(ネイティブ・インディアンの言葉より)古来より、人は母なる自然の恵みに寄り添い生活を営んできました。何気なく足元に生える野草がからだを癒す薬草だと知った時、わたしたちを取り巻く見なれた自然が新たに輝き始めます。薬草に触れるという行為は、大地を愛でる行為そのもの。野草である薬草は、季節や場所によって採れる種類が異なり、その種類と手当法によって健康増進、病気の予防、怪我や疾患の治療など、その効能は薬草の数だけ多岐に渡り、昔から家庭療法として暮らしの中に息づいてきました。お子さまの急な発熱時や持病の養生など、正しい知識さえあればどなたにも気軽に実践できる薬草活用術について、里山の環境から考える座学と、実際に野外で薬草を採取するフィールドワークの2部構成にて学びます。自然と共生していた先人の知恵を、現代に生きるわたしたちの〝感性〟という名のフィルターを通して受け継ぐワークショップ。なんて、ワクワクする内容では、あ〜りませんか!私もこの文章にあるように、昔、友達の本棚の中に「雑草を食べる」っていうタイトルの本を見つけ、雑草が「食べることができる」ってことに感動!! だって、それまで「その辺に生えてるなんの変哲も無い草」だと思っていたものが、なんと食べれるなんて、あーた! タダ(0円)の食材に囲まれとるやないかーい! フンガーフンガー! と、大興奮だったのを覚えています。それが、食べられるだけでなく、なんと!体の不調に効果がある「草」があるとアーユルヴェーダの薬理学で学んで以来、がぜん野草に興味がわきました。だってね、田舎だけではなく、都会のちょっとした片隅に生えているような植物が食べることができて、その上、薬効があったりするんですよ。すごいと思いませんか?アーユルヴェーダの薬理学では日本にもある植物も学びましたが、ほとんどがインド、もしくは暑い地方でしか見ないような植物なので、今回のWSで日本の風土に合った薬草を教えてもらえるとあり、興味津々。楽しみすぎるーー♪ な感じで、当日を迎えました。まさに魔女の集い!

くすりとたべものと日用品1:飲食衣服、これ大薬。

草根木皮(漢方薬)、これ小薬。 鍼灸、これ中薬。飲食衣服、これ大薬。 身を修め心治める、これ薬源なり。(紀元前に記された中国の古典の一つ「書経」より)小薬とは、ある症状には効くけれど、それ以外の症状には効かなかったり、ある量を摂ると体によく働くけれど、摂りすぎると効果が減ったり逆効果になるようなもので、大薬とは、どのような体調の時でも、頻度や量にこだわらず(限度はありますが)摂ることができ、対症療法的というよりは、根本的な体質改善に貢献するようなもの。中薬は、その中間で、暮らしの中に適度に取り入れることが勧められているものです。草、根、木、皮を薬として取り扱う文化は、中国に限らず、世界全域で古くから続いています。チベット医学、インドのアーユルヴェーダ、日本列島各地の山岳密教や修験道、南北アメリカ大陸のシャーマン、メディスンマン達は、心身の治療や健康維持の為に、様々な草木を取り扱ってきました。そして、現代医学の中で扱われている医薬品などについても、アマゾン奥地で野草を採取し、そこから薬効成分を抽出して作られたものなどが多く存在しています。薬を摂取する方法は、日本語では主に「内服」と「外服」に分けられます。内服は主に経口摂取、外服は主に皮膚からの摂取を指します。そして、「書経」の中で大薬として扱われている衣服は、皮膚から直接薬効を得る、外服という方法で摂取される薬として広く活用されてきました。薬を口から摂る時間は短いですが、肌着や衣服は、一日中身につけるものです。世界各地の染織文化の根底には、衣服を薬として捉える考え方がありました。日本においても、生まれたばかりの男子は陽気が高すぎるため、気を鎮めるために藍染めの肌着を着せたり、月経中の女性が血流を清めるために茜や紅花の腹巻きを身に着けたりしていました。また、鍼灸や漢方、東洋医学のベースになっている陰陽五行説の中では「五色」は「五臓」に対応するとして「青=肝、赤=心、黄=脾、白=肺、黒=腎」にそれぞれよく働く薬としても捉えられていました。