夏の養生は、エネルギーを循環させること

日本列島が梅雨入りし、梅の実も落ちるし雨も落ちるジメッとした季節がやってきました。


日本の季節の移ろいをうたう「七十二候」の中にこんな候があります。


第二十七候「梅子黄 (うめのみきばむ)」 6/16~6/20頃


そんな頃です。


日照時間は伸び続け、梅雨入りを経て、気温も湿度もともに高まる夏の盛りに入ってきていますね。


この時期に梅の木々が一気に実を付けて、梅仕事を促してくるのは、東洋医学的にとても理にかなっているなーと思う日々です。


今回はそんな梅の働きも含めて、夏の健康法についてメモしていけたらと思います。



6月21日は夏至でした。

夏至は、太陽が一年の中で最も高くのぼり、昼の時間が最も長い日。

昼の長さは約14時半。

冬至の頃と比べると、5時間近く昼が長くなっています。

それにともなって、気温も地温もぐんぐん上がっていきます。

今がちょうど、夏の真ん中。

一日の中でいうと、正午の頃。


©HELIO COMPASS 地球暦

・画像にコメント:円の中心にある赤い点が太陽。そのまわりを地球が左回りに回っています。地球と太陽の間に月が入っています。今年の夏至は新月(日食!)でした。



この図をもう少し細かく見るとこうなります。

この図の上のほう、立夏→夏至→立秋の期間が、夏です。


夏の語源は「ねつ」や「あつい」という言葉。


その音のイメージのまま、熱や暑さのピークの時期です。


東洋医学の考えでは、栄養を分解・吸収して血液を作り、その血液を全身にめぐらせることでエネルギーを行き渡らせる働きを「心(しん)」と言います。


太陽のエネルギーが高まり、気温も地温も上がってくる夏は、「心」の働きが最もさかんな季節です。


◎夏の養生=心を養うこと


ということで、三宅商店の中に「心(しん)を養う夏の養生」というコーナーを作っておきました!


「心」の働きを助ける代表的な内臓は、小腸です。


腸は植物でいうと根っこのようなもの。


植物が、土の中に張り巡らせて根っこを通じて、全身に栄養を送るように、

絨毯の毛のような「じゅう毛」という腸内にはりめぐらされたヒダが栄養を吸収します。


そして、土の中の微生物たちが根っこの栄養吸収を助けているように、腸内の微生物たちが、腸の働きを助けています。


微生物たちは、温度が上がると活発に働きますが、お腹が冷えていては、腸内細菌もうまく働けません。

冷蔵庫が普及するまで、氷を直接食べるようなことはしていませんでした。

体の表面に冷水をかけて熱を発散することは大事ですが、内臓は冷やさないようにしましょう。


◎梅干し、梅酢、梅湯、梅醤番茶・・・クエン酸サイクルで暑気払い!

熱をこもらせないようにするには、直接的に「冷たいものを摂る」より、体内のエネルギーを循環させて、汗や尿や呼吸をつうじて体外に放出する力をつけることが大切です。

そのための工夫の一つが「クエン酸サイクル」の活用。

松尾芭蕉は、全国を歩いて旅しながら、常に梅干しを携帯し、昼食時には必ず食べていたそうです。

そうすることで、体にこもった熱を循環させ、バテにくい体を作っていました。

梅干しや梅酢、梅肉エキスや梅醤番茶の中に含まれるクエン酸を摂ることが、胃腸を整えて、血液をサラサラにすることを助けます。




◎お腹を助ける、腸内細菌を助ける!

そして、腸内細菌が好む食べ物の一つはミネラル。

とりわけマグネシウム=ニガリに象徴される「苦味」は心を助けると言われます。

ゴーヤや春菊やナスやキュウリといった夏野菜の苦味や塩のニガリは、現代社会の中ではよっぽど意識的にならないと摂取しにくくなっています。

畑仕事や山仕事で体内に熱が貯まっているような人は、これらの生野菜で熱を冷ましたほうがいいですが、長時間のデスクワークで胃腸が縮こまって冷えているような場合には、塩で揉んだり、ぬか漬けにして食べることを勧めます。


「梅仕事はハードルが高いかも・・」という方に、このぬか床は激オススメです。


すでにいい感じに仕上がっているぬか床なので、新たに野菜を入れていくだけでオッケイです。夏のお腹に手軽な自家製発酵食を!


薬機法という法律の関係で、「この食品はこう効く」ということを明言しながら販売をすることが難しいので、あまりはっきり書けませんが、これらもすごくおすすめです。



「飲んでいるとおなかがすっきりする」というコメントをたくさんいただいています。

僕はクエン酸+重曹で炭酸水を作って、そこに入れて飲んだりしています。

1歳の息子も大好きです。

ルームスプレーにもおすすめです。僕はアイロンがけに使ったりもします。





ユナルゲンを激オシ気味に勧めてくれた「十字の漢方」の大成功晃太郎君は「父の時代からずっと扱っていて、今も1日1杯のユナルゲンを続けることで、おなかっち(腸内細菌を彼はそう呼ぶ)を培養している」と言っていました。


祝島のヒジキや、アリアケスイサンの海苔のような、天然で、手作りの海藻は、食物繊維が溶け落ちていないので、ぬめりが多く、この食物繊維が腸内細菌にとっての良質な餌になるそうです。


ぬめりのある海藻は、おなかっちのごちそう、ということが言えそうですね。


夏を健康的に過ごすためのおすすめアイテムを吟味しましたので、さきほど紹介したコーナーにぜひ立ち寄ってみてくださいね。

三宅商店では、フェイスブックコミュニティページも作りましたので、こういった場所でみんなでワイワイ情報交換をしていけたらと思いますー。


今回の記事担当は、たかでしたー。



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