非暴力・不服従を日常で実践する

三宅商店に関わるスタッフたちは、いま、ひとつの実践をスタートしています。

この共通言語を意識することで、職場はホワイトに保とうとしているのです。

誰も誰かを強制することはなく、それぞれのニーズに沿って、お客さまのため、商店のため、社会のため、自分のために働くことができるように。


とはいえ、もちろん、常にみなが笑顔で働ける、ということではありません。

ときに、イライラや不満を感じることもあります。

が、そういったネガティブな感情であっても、隠すことなく、臆さずに共有して対話ができる職場環境を作ろうとしている、ということなのです。


その秘訣はなにか?


あっさりと答えをお伝えすると、

「NVC」です。

NonViolent Communication の略で、

非暴力コミュニケーションと訳されます。

非暴力、という言葉からもわかると思いますが、

その基本にはインドのマハトマ・ガンジーの思想が

横たわっています。

とても建設的なコミュニケーションです。


人と人とは、必ずしも理解しえない部分を持ちます。

しかし、相手がなぜ、そのように考え、行動するのか?

相手の求めているものを知り、共感することは

できるわけなのですよね。

あなたの立場ではそのように感じ、考える、

そのこと自体はわかり、共感できるということ。

仮に共感できないとしても、

相手がそのように感じ、考えていることを

受け取ることはできる。

「あなたはそう感じ、考えているのですね」

と伝えることはできるわけです。

そうすると、少なくとも、相手は、

自分の言っていることが伝わったことは

確認することができる。

それだけでも、人は安心感を持つことができる。

誤解なく伝わったのだと。


ここから、対話が始まります。

相手と自分との間に求めていることの違いが

あるなら、調整していく必要がありますよね?

このとき、また、自分の求めていることを

よりよく知ることにもなります。

自分はこんな状態を求めている。

そのために、自分はこうしたい、

また、あなたにこうしてもらいたい。

そういった具体的な話ができるようになる。

そして、自分に無理なく、相手も無理なく、

どうしていくのがいいか?を話し合える。

どちらかが我慢するでもなく。


ちょっと抽象的な説明になりましたが、

NVCとは、このような穏やかなで建設的な

コミュニケーションを可能にしてくれます。

基本的な考え方、実践方法は、まず本で

学ぶことができます。


さらに、自分自身や周りの方とのつながりに

有効なツールもあります。

自分自身の、相手の、

感情と求めているものを詳しく知ることが

できると、コミュニケーションがとても

スムーズになるのを実感できるはずです。


対人関係のストレスこそ、最大のストレス。

自分自身のため、周りの人たちのために。

NVCを取り入れてみることをオススメします。

あなたの日常がより爽やかになりますよ。


<参考リンク>

(編集担当:須賀 和)

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