梅雨入り当初はどうなることかの全国的な空梅雨模様でしたが、6月も終盤になるとやっと雨の日が続くようになってきて、生態系的には一安心というところ。
とは言っても洗濯物がはかどらなかったり、レジャー好きの人にとっては行動が制限されたり、如何せん蒸し暑かったりと、憂鬱になりがちなでもあるのがこの季節でしょうか。
また、近頃、豪雨の様子が一段と亜熱帯のスコールのような様相を呈してきていると思うようなことも多く、それだけ土砂災害の恐れも高まるでしょう。熊本では昨年の地震の影響で地盤が不安定なところも多く、警戒区域を設けています。
今月も中国やバングラディシュでとても大きな土砂災害が起きています。日本は急峻な地形が多いので、豪雨の時には常に警戒が必要です。
今年は旧暦の5月が2回ある
さて、もういくつ寝ると梅雨明けかなあと思って手帳(旧暦と新暦のハイブリッド手帳「和暦日々是好日」。今年も11月位から三宅商店にて販売予定です)を開くと、そうです、前回の新月(6月24日)から旧暦における閏皐月に入りました。
新暦ベースで暮らしている方にはあまり馴染みがないでしょうが、新暦に4年に一回閏年があるように、旧暦には閏月というものがあります。しかも2~3年に1回、19年に7回も。
旧暦では1年を24期に分けて季節の移りを表現しており、一月にそれらが2回づつやってきます。
・五月は芒種と夏至
・六月は小暑と大暑
・七月は立秋と処暑
これらの前半を「節気」、後半を「中気」と呼びます。
節気と中気は均等なので
・365.24日÷24=約30.44
となるのに対し、
・月の周期は29.53日
単純に月の周期だけだと12で掛けても354日にしかならず、3年で33日もずれてしまいます。これでは気づけば真夏が正月になってしまいますので、二十四節気(太陽暦)とハイブリッドすることになります。かくして太陰太陽暦。
太陽暦の19年(365.2422日×19=6,939.602日)
=月の満ち欠け235周期(29.530589日×235=6,939.688日)
となり、235周期=12周期×19年+7
これで計算上、前途した19年に7回の閏月がやってくるということになります。
ちなみにこの19年周期はメトン周期と言われ紀元前433年にギリシアの数学者メトンによって発見されました。
さて、月の周期は節気と中気のそれより短いわけですから、中気と中気の間に新月が2回現れる月が出てきます。今年でいうと、旧暦5月27日が夏至で、旧暦6月1日が大暑。その間に新月が2回(旧暦6月1日を含む)。そうすると、今年は月の満ち欠けの間に節気、すなわち「小暑」だけの月ができてしまうことになります。
旧暦においては月名は中気で決めるとされているので、このような節気だけの月は前月の閏月とされるのです。
それが今年の閏皐月(閏5月)です。
今年の旧暦6月の中には大暑と立秋がありますが、同様に月名を決定するのは中期である大暑なので6月となるわけです。
閏月だと何か違うのか?
旧暦としては今年は少し長い。新暦の1月28日を元日として、2月15日が大晦日になります。なんとなくお得な気分ですが、閏月のない年もありますし、そもそも太陽周期の365日に合わせるのが一つの目的なので、新暦に合わせて暮らしていれば何も変わりません。
筆者が以前に読んだ旧暦の本によると(図書館で借りて読んだのでタイトル不明)、今年は旧暦においては夏(4〜6月)が4ヶ月となりますので、今年は暑さの長引く夏になるということになるのですが、色々調べてみると、それは非科学的でありトンデモだ!という意見もございました。
確かに365日の太陽の周期の中で、夏至を中心に地表が温められることによって夏が暑くなり、同様に冬至を中心に地表が冷やされることで冬が寒くなることに関しては一定なわけです。
筆者も専門家ではないので、ここではアカデミックな追及には限界がありますが、365日のカレンダーの中に、毎年少しづつずれる月の周期が当てはめられていることもまた事実で、潮の満ち引きまで引き起こしてしまう月の力ですから、その新月満月がカレンダーのどこに配置されるかで、その年の季節に影響を与えることもあるだろうなと、思いを馳せています。
しかし、今年は旧暦では夏が4ヶ月だと頭の片隅に入れながら一夏を過ごせば、なんとなく感覚として実感することもあるかもしれないので、ちょっと意識して生活したいと思っています。
三宅洋平会員制メルマガ「感覚と科学」創刊
さて、晴耕雨読とはよく言ったもので、天気によって出来ることと出来ないことが明確にあるわけですから、私たちも地球の営みに寄り添って生活していかなくてはなりません。
話は変わりまして、そんな梅雨真っ只中の6月20日(その時は空梅雨でしたが・・)新たな読み物コンテンツたる、店主・三宅の会員制メルマガが創刊いたしました。
その名も三宅洋平の「感覚と科学」。
発行は5日と20日プラス不定期な三宅本人からの「直メ」で1ヶ月864円です。
創刊号と聞いて連想するのは豪華版。ですよね。この創刊号では特別付録として、何と6月3日の頂フェスで本格再始動を果たした三宅のバンド「犬式」の当日のライブ動画全編が付いてきます。
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SNSではなかなか突っ込めなかったあんな話題やこんな話題もメルマガでは発信されていきます。そこで大きな要となってくるのは読者の皆様とのやり取り。皆様からの質問に三宅が答えます。音楽のことから、政治のこと、ライフスタイルのこと、聞き辛いことまでどしどしご質問ください。
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三宅は言います「クローズなメディアの持つ可能性を追求していきます。例えば、パブリックに発信する前に、僕の考えを読者と揉んで補強してから、発信するなど。謎に具現力のある読者集団を形成したい。」
SNSのように(時代背景以外くらいしか)脈絡のない雑多な情報の流れるタイムラインの中で、個々人の意見を理解しきるに限界があるのは否めないように思います。情報発信(一方通行)としては一定の力はあり続けるでしょうが、コミュニケーションツール(双方向)としては難しい面も多い。それは時として炎上という形で現れてきます。
色々な意見はあってしかるべきですが、建設的でない場合も多いように見えます。だからこそ今、虚空に叫ぶSNSとの対局としての、皆様の耳元に語りかけるメルマガ(しかも有料)の価値が見出されています。
この10年は無料ソーシャルが一時代を築き、各個人がそれぞれとして、そしてその集合体としてのメディア力を発揮し、私たちは新たな情報のレイヤーを獲得しました。他ならぬ三宅本人が彼の立候補した2回の国政選挙によってその力を身にしみて理解しているでしょう。
広く伝えるのも大事ですが、しっかり伝えるのもまた大事。
地球の反対側に簡単にインターネットでアクセスできる時代だからこそ、「量」がこれ以上求められないのなら、「質」への比重が増えていくのは否めません。そして私たちは近場を、地元を、ローカルを、サークルを掘り下げ出しました。
Twitter、facebook、Instagramにブログと、長い間、無料ソーシャルメディアを駆使してきた三宅だけに「おいおい有料かよー」と思った方も多いかもしれませんが、そのクローズ(閉じられた媒体)であることの、体のど真ん中にしっかりと投げ込むキャッチボールのような、意思疎通の取れたメディアへの可能性は計り知れません。
その中で熟成発酵されたアイディアがひるがえってSNSで活躍していくことでしょう。クローズであることによって、オープンにするときの懐が広くなるのです。このメルマガは参加型のメディアチームとも言えるかもしれません。
登録ページではサンプル号として、創刊号の抜粋を読むことができます。
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2017年もそろそろ折り返し地点に差し掛かるところで、店主・三宅の新たな動きが重なっています。犬式の再始動から、会員制メルマガの発行まで。これは三宅のルーツへの回帰とも言えます。それは口から口へ、想いから想いへと伝えていく、拙くも気持ちのこもった言葉です。
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是非とも多くの皆様に購読いただきたい。三宅が選挙で語っていた、全国に散らばる「ノマド秘書」としての皆様の力をここで熟成発酵させて行きましょう。
それでは!
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