先日お送りした「野生の体を取り戻す」シリーズ、
いかがだったでしょうか?
好評いただけたのでは?と思うのですが、
一方で「内容が少し難しかったかも」という
声もスタッフ内で上がりました。
そこで、今回は、そもそも
「野生の体」がなぜいいの?
ってところから噛み砕いてお伝えしてみます。
一汁一菜がなぜいいの?
1の記事で紹介されていたのは、
ご飯に一汁(お味噌汁)と一菜(おかず)の組み合わせです。
(ご飯は必須なのであえて数えない)
鎌倉時代がルーツと言われていますが
基本的に、一菜はおかずといっても
お漬物だけのことも多かった。
とても質素な「素食」なのですが、
現実的には本来はこれで充分ということ。
「飽食の時代」なんて言葉は死語かも?
と思うほどにたくさんの食べ物が
ありふれた現代は「食べすぎ」で
余計なエネルギーが奪われる可能性もある。
人は食べたものでできています。
どんなものを食べるのか?によって、
体の調子は大きく左右される。
いま、手軽に口にできるものほど
添加物や農薬、化学肥料など不自然な
物質が含まれています。
朝はスーパーで買った食パンにハムとチーズと卵、
コーヒーを流し込んで仕事に行く。
昼は近くのファストフード。
コンビニスイーツを食べながら午後を乗り切り、
夜はスーパーの惣菜がおかずの中心。
なんていうパターンはけっこうありがちかもしれません。
手軽で便利な食べ物、メリットもありますが、
反面、デメリットもあると考えられます。
大きいのは前述の添加物。
化学的に合成されたもの、なので
体の中に入ってもうまく消化されず、
モノによっては蓄積されていく。
消化できるはずのないものをどうにか
消化しようとする身体の働きのおかげで
内臓のエネルギーが奪われる。
それだけでなく、細胞レベルでダメージに
なるものも少なくない。
ダメージを回復してさせるためにも
またエネルギーが浪費される。
ここで使われるエネルギーって、
結局は食事から取り入れるしかない。
ということは、
食べたもののせいで奪われるエネルギーを
補充するために、またなにかを食べる。
その食べものにエネルギーが少なく、
むしろエネルギーを奪う要素が大きければ?
負のスパイラルです。
では、どうしたらいいか?
食事の内容を見直すこと。
オーガニック、有機食品などの言葉が
一般的になりましたが、そういった、
・農薬を使わない
・化学肥料を使わない
・遺伝子組み換えでない
原料で作られた食品を選ぶこと。
かつ、より自然に近い農法で栽培された
食品を食べることで、余計なものを体に入れず、
必要な栄養を効率よく取り入れる。
すると、本来、体が持っているはずの
能力が戻ってくると考えています。
微生物の助けを借りる
そして、もうひとつ、体の能力を取り戻すのに
有効なのが「微生物」です。
2でご紹介した内容ですね。
「腸内フローラ」という言葉も
よく聞かれるようになってきました。
腸内細菌、微生物の環境を整えることで
免疫力が高まり、病気になりにくくなり、
気分も前向きになると言われます。
腸内細菌のバランスを整える食品として
効果的なのが「発酵食品」です。
日本の食品で代表的なものは、
味噌、納豆、しょうゆ、漬物など。
これらに含まれる乳酸菌や酵母、麹が
腸でよい働きをしてくれる。
ただ、注意が必要なのは、味噌や納豆などの
原料や製造過程がどういったものか?
ということ。
味噌であれば、
大豆の栽培方法は?
どんな麹を使っているか?
どうやって作られた塩か?
製造方法は?
熟成の程度は?
などによって、栄養価が違う。
ここでも、できるだけ自然に近い原料で、
安心安全な製法で作られたものを選ぶ。
可能なら、原料を仕入れて自分たちで
作ったほうが安心かもしれません。
腸が、体が喜ぶ微生物を積極的に取り入れ、
眠った力を引き出していきましょう。
自然の中で野生が目覚める
それから「野生」の体に必要なのが
「自然」とのつながりです。
人間も太陽や月の影響を強く受けて
暮らしているわけです。
が、もっと具体的なところで言うと、
身近にあったはずなので遠ざかってしまった
「土」との触れ合いを取り戻すこと。
土にふれることは、心身の健康にも
影響があることがわかっています。
裸足で土の上に立つ「アーシング」で
体内の電気的な調和が取れるとも言われます。
(海に浸かるとなお良い、とも)
さらに一歩、やってみるといいのは
畑を耕し、作物を育てることです。
土に触れ、種を植えて、世話をする。
小さな粒だった種から芽が出て、
水を与えて生育を促し、草を取り、
適度なタイミングで収穫をして食べる。
種と土、水と太陽、気候を感じることで
自然の中で暮らしていることを思い出す
チャンスになります。
自分自身が大きな自然の中の一部だと
自覚できることは、同時に、自然の
恵みをいつも受け取っていると気づく。
この体験もまた、自分の中の野生を
呼び覚ますことにつながります。
ここから3の話につながります。
自然に近い食事、微生物との関係、
大地と自然とのつながりをもつことで
あなたの野生が目覚めてきます。
小さなことからでも、
できることをやってみましょう。
そのためのお手伝いになれる商品を
三宅商店からお届けしています。
ぜひ、ご活用ください!
(編集:須賀・冨田・大矢)
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