季節は土に還り、土から生まれる〜夏の土用のホントのところ生命は土の中で微生物によって分解され、新たな命の為の栄養となる。土は死滅を促進する一方で、命の生育を促進する。終わりゆくものを終わらせて、生まれ出ずるものを生まれさせる。停滞を壊し、新生を育み、循環を促す力。地球の回転、生命の循環の中央に座する力が「土」。・・・これは陰陽五行という考え方の中の「土」に関する解釈です。土用は、季節が終わり、季節が始まる頃。その、つなぎ目の頃。その頃を、土の力が盛んになるという意味の言葉である”土旺用事”を略して「土用」と言います。そして今日からの19日間が、夏の終わりである「夏の土用」です。※今がどんな時か、詳しくはこちらをごらんください⇩17Jul2020
土中環境とコミュニティ。肚をわって土をよくする。今は ラピュタがなぜ亡びたのか 私 よくわかるゴンドアの谷の歌にあるもの土に根をおろし 風とともに生きよう種とともに冬をこえ 鳥とともに春を歌おうどんなに恐ろしい武器をもっても沢山のかわいそうなロボットを操っても土から離れては生きられないのよ!(『天空の城ラピュタ』スタジオジブリより)地上で起こっていることと地中で起こっていることの関係性について、近年いろいろな本が出版されています。「木々は、根っこや菌根菌(菌のそばにいる菌)を通じてコミュニケーションを取り合っている。」とか、「枝葉や花や実の状態は、土の中の状態の反映である。」とか、「植林などによって土の中の生物多様性が失われているところほど、土砂崩れが起きやすい。」とか。今回紹介...12Jul2020