秋の養生その壱:残暑のうるおいキャンペーン

■残暑見舞い

三宅商店とつながる皆さまに、残暑見舞いを申し上げます。


まだまだ暑い時期が続きますが、ご自愛くださいね。


当商店が紹介する養生お助けグッズを生活に取り入れて、健やかな初秋をお過ごしください。


さて、今は残暑の頃。


立秋を過ぎて相手に届くお手紙は「残暑見舞い」、立秋前に届くお手紙は「暑中見舞い」です。


残暑とは昔から、暑くてたまらない時期です。


「残」はピークの頃のこと。


極まりきって最も暑いということは「ここが暑さのピーク。ここから暑さは徐々に終わりに向かっていく」ということですからね。


さてさて。


ということで、季節は「立秋」を過ぎて、秋に入りました。


【TIMES】2018/08/07 22:31

立秋(りっしゅう)Start of Autumn

地心黄経135度、日心黄経315度

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そう。


日本の暦では、今は秋なのでございます。


■季節は秋!

「え!?めっちゃ暑いけどー?今は夏でしょー。」と思う人も少なくないでしょう。


というか、ほとんどの人がそう思うかも知れませんね。


でもその感覚、本当は「今はサマーでしょー」っていうニュアンスだったりします。


夏とサマーはイコールではないんですね。


すごくはしょって簡単にいえば「夏」は日本の暦の中の言葉。


サマーはローマ・カトリック由来の「グレゴリアン・カレンダー(西暦)」の文化圏の言葉ってことです。


■暦はかよみ。日のあたり方の変化を感じて生きるライフスタイル。

暦(こよみ)という言葉は「かよみ」から来たものです。


そして、かよみは「日読み」。


「日(か)を読む」ということ、つまり、太陽の光の当たり方を読むということが、日本の季節感の基準になっています。


これまで受け取ってきた太陽の熱による「結果としての暑さ」よりも、今の太陽が実際どんな感じかを察知して、これからの体調の変化に備えていくのですね。


それが「読む」ということです。


最も日照時間の長い「夏至」を真ん中にした約90日間が夏。


最も日照時間の短い「冬至」を真ん中にした約90日間が冬。


そして、冬から夏に向かう時期の、昼と夜の長さが等しい「春分」を真ん中にした約90日間が春。


夏から冬に向かう時期の、昼と夜の長さが等しい「春分」を真ん中にした約90日間が秋。


そして季節と季節の間にあるのが、土用。


これで五季ですね。


■秋の兆し、体調の変化を読む


今は夏至を過ぎて45日以上が経過しており、日照時間も1時間以上短くなっています。


太陽によって暖められた大地は確かに熱を持っており、上から照らされる照射熱も強いし、地熱も強い時期ではあります。


しかし、あくまでも「熱源」である太陽が私達を照らしてくれている時間は短くなっているのです。


それによって、朝方や夕方といった「太陽の光を直接もらえなくなる時間帯」に気が乱れたり(咳こんだり、喉が痛くなったり、腹を下したり)ということが起きやすくもなってきています。


このような症状を「夏バテ」とざっくり括ることは、理解を曖昧にするという意味で危険なことだと思います。


■冷やさず、潤わせる

太陽からもらえるエネルギー量が減ってきているのに、冷たいものを摂ったりしていれば、体内の水は冷えます。それによって水気を多く含むリンパ管に水が溜まってくると、それが喉や気管支のむくみにつながり、肺や気管、気管支のトラブルにつながったりします。


今時期は、体内の水を冷やさない事を心がけながら上手に水分を摂ることが大事です。

ポイントは「冷やさず、潤わせる」です!


たとえばこういうものたちです◎




■体内の皮膚を潤わせる

徐々に、身体感覚で察知できないレベルでの乾燥も始まっています。

そのような時期に、脂の多いものを食べれば、水量が少ない下水管が詰まりやすいように、体内、とりわけリンパ管が詰まりやすくもなります。

そのことが、鼻づまり、蓄膿、むくみ、むくみによる冷え、だるさなどの原因になったりもします。


今のような時期は、良質の油をとって、体内の潤いを保つことが大切です。


■皮膚の潤いを、ライフスタイルから見つめ直す


秋の養生のポイントのひとつは、ズバリ「潤い」です。


逆から言えば「乾燥を防ぐこと」。


現代社会の中で一般的に使われている石鹸やシャンプー、洗剤は、皮膚の良質な油脂まで洗い流してしまいます。


そうするとどうなるか、、、

人によっては、カサカサになります。


これは想像が付きますよね。


そして意外と知られていないのは、動物性の脂肪分などを摂り過ぎている場合や、「油脂を作る事が得意な体質」の場合は、石鹸、シャンプー、洗剤で油脂を落とせば落とすほど、体が「油脂が足りない!もっと作らねば!」となって、皮膚が余計にあぶらっぽくなったりします。


石鹸、洗剤、シャンプーを見直すこと。


これも大事な秋の養生であり、秋に関わらず「皮膚の健全の潤い」のための健康管理術です。


こちらのハーブシャンプーは、「毎日髪を洗う癖から抜けるための製品」というコンセプトで作られた、使えば使うほど、使わなくなるシャンプーというキャッチフレーズの製品です。


そして、、食器洗いも洗濯も、どんなものを使うかで、肌の質感が大きく変わります。


そして肌にいいということは、排水の環境への負担も軽減されるということ。


人の肌に負担があるものは、当然ながら河川や土中や海の生き物にもインパクトがあるということ。


ちょっとした道具、アイテムの選択のあり方で、身体の健康や環境への影響がプラスに働くか、マイナスに働くかが大きく変わってきます。


家事は日々のことですからね。


私達一人ひとりの、ひとつひとつの選択の積み重ねが、環境そのものを作っています。


健康と環境はふたつでひとつ◎


ぜひこの秋に、見直してみてください。


重曹、クエン酸、マグちゃん、などなど。

おすすめですよー。



■秋の潤いスキンケア!


そして日々の保湿、油脂を使ったケアも大切。


イェシティマドゥオイルは、アーユルヴェーダ製法で作られた、良質な本格的アーユルヴェーダオイルです。


その他、法規上の事情で効能を書けないけれどすごくいいオイルが、三宅商店「雑貨」のジャンルの中にもありますので、そのあたりは「自己判断」で、選んでみてください。


良質の油脂は、マーガリンやラードやトランス脂肪酸といった酸化しやすい油脂を浮かせて流す助けにもなりますし、もちろん保湿になりますよー。


体の中では、ホルモンを作るのも、コラーゲンを作るのも、細胞膜を作るのも油脂。


油脂が悪者なのではなく、素敵な油脂と共に暮らすことが大事ということですね。




■喉、肺、気管、気管支も皮膚ですよー!


そして「皮膚の潤いを保つ」と言うと、いわゆる「お肌」のことだけと思われがちですが、肺や気管、気管支の表面も、皮膚です。


ウイルスの感染から身を守るマスクは元々、微細な何かを体内に入れないためというよりは、入れても白血球やマクロファージやナチュラルキラー細胞が「外敵」と呼ばれる体にとって嬉しくない菌が入ってきても、退治したり排泄したりしてくれるように、「潤い」を保っておく為にあるものです。


もちろん紙より、布のマスクが激オススメ。


さらに竹や麻は、雑菌が繁殖しにくくて、洗ってもすぐ乾きます。


つまりとても清潔!



■秋の養生を「マワリテメクル小宇宙」と共に始めよう◎

季節ごとの養生法、そのメカニズム、潤いを保つ為の様々な智慧が詰まった素敵な本。


わかりやすい説明と、取り入れやすい実践法の紹介の数々。


読書の秋を、この本から勧めてみませんか!


一家に一冊、すぐに全部を理解できなくても、何年持っていても、学びが得られ続ける、素敵な本です。


この機会にぜひ!


では、引き続き、健やかで楽しい、サマーで秋な日々を満喫していきましょう◎


そして、そのためにも、よき養生を〜!!


text by 冨田貴史


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