冬はつとめて_寒い朝の過ごし方

毎朝布団とお別れするのに、「エイ、やっ!」と気合がいる頃となりました。

三宅商店がある吉備中央町は標高200~500メートルの高原地帯なのもあってか、霜で一面真っ白な朝がデフォルトとなってきましたよ。

清少納言さんはかの枕草子で「冬は早朝がいいわ。雪が降った朝なんか言うに及ばずだけど、霜が真っ白な朝も、そうでない朝でもすごく寒い日に火などを急いで起こして、その火鉢をもって 廊下を歩いているのも季節感があるわよねぇ。昼になって寒さが緩んでいって、火鉢の炭が白くなっちゃったりしたら、なんかイケてないけどさ。」なんてことをおっしゃっていますが、寒がりの私としては、なかなか清少納言さんの境地には達することができなさそうです。


朝一番に身体がよろこぶもの?

私たちの身体はリズムを刻んでいるので、同じものを食べたり飲んだりしても、その時間帯によって身体への吸収が異なります。特に朝一番はじめに口にするものは身体への吸収率が高いため、何を入れるか?は実は重要ポイントなのです。

「朝はコーヒーだけ」なんて方も多いかと思いますが、目覚めたばかりの身体にはちょっと刺激が強いので、コーヒーを飲む前に「身体にやさしいもの」を1クッション入れたいところ。

インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは、朝一番に“お白湯”を飲むことが奨励されています。朝一番の白湯は寝ている間に乾いてしまった身体を潤し、老廃物を洗い流すからです。

でも、寒い冬の朝は、プラス、身体を温めてくれるようなものがいいですよね。


寒い朝は葛湯がおすすめ!

“クズ”と聞いてぱっとイメージするのは、空き地のフェンスや電柱などにクリクリとツタがからまっているあの姿でしょうか。秋の七草の一種でもあるマメ科の葛は、晩夏頃に甘い香りをした赤紫の愛らしい花をつけます。この花は天ぷらやおひたし、酢漬けなどにして食べることができます。でも「ガンガンに伸びてはびこる迷惑な雑草」というイメージが強いため親の仇というぐらいザクザク刈られていますので、都会ではあまり花を見たことがないという方が多いかもしれませんね。意外に知られていませんが、花だけでなくツルも食べられるのですよ。マメ科特有のコクと甘みがあり、結構美味しいです。

葛粉は、この葛の根から採取したデンプンを粉にしたものです。料理にとろみをつける他、葛まんじゅう、くずきり、葛羊羹などをはじめとする和菓子の原料として昔から使用されてきました。薬事法があるので詳しくは語れませんが、風邪の初期に飲む漢方薬「葛根湯」の原料にもなるように、とても身体に良いものとして昔から知られています。


<マグカップ約1杯分の葛湯の作り方>

・葛粉15g、水150mlを鍋に入れ、よく混ぜます。

・葛粉が底に沈殿しないように、かき混ぜながら火にかけます。

・とろみが出て色が透明になってきたら、完成です。


このまま飲んでも美味しいですが、たたいた梅干しや、ハチミツ、あるいは醤油数滴などを入れるのもGOODです。


今のイチオシ + 生姜ハーブシロップ

私の今のイチオシは、なんと言っても「空の下:生姜ハーブシロップ」入り葛湯。

空の下:生姜ハーブシロップは、高知県産植物有機自然農法(農薬不使用・化学肥料不使用・除草剤不使用・畜糞不使用・雑草と自家栽培の柚子の皮、文旦のみ使用)の生姜がベースとなり、同じく高知県産自然農法 柚子果汁、オーガニック グラニュー糖、オーガニック クローブ、オーガニック シナモンを使用して作った、ハーブシロップです。

炭酸や水、豆乳、牛乳の他、ビールや焼酎などのアルコールで割って飲んだり、ヨーグルトやアイスなどのソースとしてや、ドレッシングに使ったり、煮物や炒め物の際の調味料などとしてもお使いいただけます。

ゆずの爽やかな香りと生姜のパンチ力が、なんともクセになる感じ。薄めるだけで簡単に美味しい飲み物になるので、急なお客様の対応にも役立ちますよ。

この生姜ハーブシロップをお好みの量で葛湯に加えることで、よりポカポカ、ほっこりの葛湯になります。是非、お試しください!

葛粉はもちろん、無双本葛

「とろみが出ればいいなら、葛粉は高いし、片栗粉で代用するか......。」なんて思わないでくださいね!葛粉と片栗粉、どちらも白い粉で、水を加えて加熱するととろみが出て、一見“同じようなもの”のようにみえますが、全く異なった性質のものです。

片栗粉とは、元々はカタクリという野草の根から採取したデンプンのことでしたが、これが採取するのにまたえらく手間がかかることのようで、今や純カタクリデンプンを買おうものならグラムあたり数万円の高値になるのだとか。それを安価で使用できるように代用したのがジャガイモで、今では品質表示を見ると「馬鈴薯でんぷん」と記されたじゃがいもの片栗粉が、ほぼ100%スーパーなどで陳列されています。

マクロビオティックで陽性とされている葛と、陰性とされているジャガイモ。ジャガイモが悪いとかそうゆうことではなくて、ただ単に「質の違うもの」ということです。

無双本葛はイモデンプンを含まない、鹿児島県を中心とする南九州産本葛100%の葛粉です。

販売元のムソー株式会社は、「できるだけ身体によくて心を満足させる食べ物で、暮らしをいきいきとさせる」という企業理念のオーガニックとマクロビオティック製品を専門とした会社です。マクロビオティックの考え方に基づき「安心・安全」をより厳格に定めているとのことなので、まぜものの心配もなく安心して摂取していただけます。

このあたりでは(全国的にそうなのかな?)「秋にカメムシが大量発生した時は、雪が多い」と言われているのですが、事務所では今、カメムシが隙あらば「中に入れてくれーー!」と侵入してきて、デコピンで外に出される......という攻防戦が繰り返されている状態ですので、この冬は寒いのかもしれません。

寒い冬の朝は清少納言さんを思い出し「エイ、やっ!」とお布団の誘惑から逃れて、逆にその寒さを興がる。葛湯を作ってお腹の底からあたたまりながら、自分自身にチューニングしていく時間を持つ。たったこれだけのことで、なんだか一日が心豊かに過ごせそうです。

あなたのライフスタイルにも、是非取り入れてみませんか?

スタッフ:ゆかちん

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