和暦の年末は、お清めキャンペーン〜新年を迎えるナチュラルクリーニング

師走

四時が果てる

「しはつる」月。

別名、雪月。

空気を含んで

積もる雪は音を吸収する。

この消音効果は

雪華と呼ばれる六角形の

結晶の形も関係している。

雪解け水は蘇りの水。

種子の発芽を促し、

鶏の産卵率を高めるなど、

あらゆる動植物を活性化する

ことが実証されている。

寒明けを待つ春隣。

今年は年内に立春を迎え

梅がほころび始める。


©和暦日々是好日 / Lunaworks

今は和暦の師走。

師走は、一年の最後の月。

そして西暦2月4日が大晦日。

この日に向けて、師走の月が欠けていっています。

そして、2月5日の新月に、年が明けます。


■正月行事は煤払いから

正月は本来は「年神様」とよばれる家の守り神を迎えておまつりする期間である。
年神様は、その家の先祖の神で、稲を育ててくれる農耕神だとされた。
「年」とは、稲穂が稔ることをあらわす「稔(ねん)」から転じた言葉である。
江戸時代までは、年神様をまつる正月行事は十二月十三日の煤払い(すすはらい)からはじまると考えられていた。
煤払いの日には、どの家でも大掃除が行われた。
これは、家を清めて神様を迎えるためのものである。
 ー『知っておきたい日本のしきたり』(著:武光誠 / 角川ソフィア文庫)より



一年の最後の月におこなわれる「煤払い」は、今でいう大掃除のもとになっている行事です。

大掃除は、まさに今のような、寒さが最も厳しい晩冬の頃に行われてきました。

そして、一年の最後の日である大晦日には、お寺では煩悩の数といわれる百八つの鐘を撞く除夜の鐘、神社では「形代」と呼ばれる紙の人形を焼く大祓といった行事がおこなわれ、それぞれ新しい年を迎える前の清めや浄化の意味合いがこめられていたといいます。

そしてこの時期は、冬の終わりの土用の頃でもあります。

土用の「土」は、五行説による「場」や「中央」にあたります。

正月行事は、暮らしの中心であり場である「家」を整えて、身を清めることから始まっていきます。



■年の瀬の天然クリーニング・キャンペーンを

今日(西暦1月31日)は、和暦の師走二十六日。

今年の大晦日は、西暦の2月4日。

今は、いわば年の瀬のお清めキャンペーン期間。

今回は、そのようなタイミングにあわせて、天然素材を使った掃除のアイデアを、重曹とクエン酸の使い方を中心に、紹介したいと思います。


■重曹とクエン酸の得意なこと

家にはいろんな場所があります。

玄関、キッチン、お風呂、洗面所、トイレ、リビング。

そしてスーパーマーケットなどを見てみてみると、それぞれに◎◎用洗剤などが並んでいますが、実際は、重曹とクエン酸を使うことで、かなりシンプルにそうじをすることができます。

重曹とクエン酸は、食べることができるものなので、体にも安心、安全です。

では、実際どのように使ったら良いのか、まずは両者の性質をみてみましょう。


【 重曹 】
・弱アルカリの性質。
・油汚れや手垢など、酸性のよごれを落とします。
・粒子が細かく溶けにくいので、研磨作用があります。(クレンザーとして使える)
・消臭作用があります。(カーテンなどに重曹水をかけるなど)
※アルミには使えません。(黒く変色します)

【クエン酸】
・酸性の性質。
・水の中のカルシウムが固まった水あか、石鹸あかなど、アルカリ性のよごれを落とします。
・除菌効果があります。
※鉄、大理石に使えません。(錆の原因になったり、溶かしたりします。)


という感じで、重曹とクエン酸は全く別の性質を持っているので、酸性の汚れには重曹、アルカリ性の汚れにはクエン酸、と使い分けることができます。


また、重曹とクエン酸を混ぜると発泡しますが、この発泡作用もパイプの掃除などに使う事ができます。

※重曹とクエン酸を使って炭酸水も作れますよ。


ちなみに家庭の汚れは、手あかなどといった油脂系の汚れが多いので、重曹が効果的なことが多いです。

そして、アルカリ性の水あかやアンモニア臭にはクエン酸。

トイレ掃除、キッチン、お風呂、鏡の水あかや石鹸カスの掃除には、クエン酸が非常に効果的です。



では続いて、家の中の場所ごとの具体的なお掃除方法を見てみましょう。


■キッチン

・シンク

重曹の粉をクレンザーのようにして磨き、洗い流す。

残った水あかにクエン酸水をスプレーして、水気を拭き取る。


・蛇口

蛇口全体にクエン酸水をスプレーした後、クエン酸水を染み込ませたクロスなどで包む。

5分ほどおいてから水拭きして、水気を拭き取る。

僕は古くなった薄手の麻布(これは元褌)を巻きます。

水あかをさらにしっかり落としたいときは、さらに麻ひもで巻き付けたりします。


・パイプクリーニング

クエン酸大さじ1杯で2リットルのお湯をわかす。

重曹(1/2カップ)を排水口全体に振りかけて、クエン酸を溶かしたお湯を注ぐ。

発泡が落ちついたら、水を流してすすぐ。


・コンロまわり、換気扇フード

重曹水をスプレーして水拭きする。


・グリル

受け皿や焼き網を重曹水にひたす。


・食器棚

重曹水をふくませたクロスで拭き取る。

食器は乾いてからもどす。


◎重曹水のつくりかた
40度くらいのお湯1カップに、重曹小さじ1杯をまぜて溶かす。
その日のうちに使いきるようにします。(重曹は水に溶けにくく固まりやすい)


◎クエン酸水のつくりかた
水1カップにつき、クエン酸小さじ1/2をまぜる。
2〜3週間で使い切るようにします。
※クエン酸水は除菌効果があるので、うがいや手洗いにも使えます◎

僕は洗面台とキッチンにクエン酸水を作って置いています。

クエン酸水のスプレーはトイレに置いておくと便利。

コンポストトイレなど、水洗でないトイレにもばっちり。


■お風呂、洗面所

・浴槽、壁、床

重曹をクレンザーのようにしてアクリルたわしやクロスで磨く。


・鏡

クエン酸水スプレーをしてアクリルたわしで磨き、クロスで拭き取る。

(クエン酸を染み込ませた薄布などでパックできるとさらにきれいに)


・洗面台

重曹をクレンザーのようにしてアクリルたわしなどで磨く。

蛇口全体にクエン酸水をスプレーして、拭きあげる。



■トイレ

・壁、床

クエン酸水をなじませたクロスで拭く。


・便座、蓋

重曹水をなじませたクロスで拭く。

尿石落としや消臭のために、クエン酸水をスプレーして少しおき、洗い流す。


・洗い場

蛇口をふくむ全体にクエン酸水をスプレーして、クロスで拭きあげる。



■その他

・カーテン

重曹水をスプレーする。


・窓

重曹水をスプレーして拭きあげる。

(手あか、ほこり、かび、排気ガス、油汚れなどをおとします)


・壁、フローリング

重曹水を染み込ませたクロスで拭きあげる。



■暮らしの場=生態系と、作り手とつながるお掃除

水や空気がどこからやってきて、どこに流れていくのか。

掃除に使う道具はどこからやってくるのか。

お掃除は、生態系という「場」そのものを見つめ直す機会でもあります。

年末年始も、作り手の顔が見える道具で大掃除しましょう。


■森のエコたわし

森のエコたわし」はアクリル100%の毛糸で編まれています。

アクリル特有の細かい繊維による弾力性と、毛糸どうしが生み出す通気性・通水性のおかげで、ミクロレベルの細かい汚れをかき出し、取り込んでキレイにしてくれます。


☆「森のエコたわし」の売上は、以下の活動に活用されます。

東北の復興、森づくり、地域づくりを応援します。

土地を愛し、地域文化と自然環境を見つめながら、森と川と海のつながりや生態系を生かした復興に尽力されている方々を支援する活動に取り組んでいます。

伊賀・名張において、ふるさとの森づくりを行います。

土地本来の木による森は、わたしたちの心のふるさと。

災害にも強く、そこに暮らす人々のよりどころとなる「ふるさとの森づくり」に取り込んでいます。



■手つむぎオーガニックコットン|和紡キッチンクロス

手つむぎオーガニックコットン・和紡布シリーズを製造している益久染織研究所さんでは、100年間無農薬、無肥料農家を続ける農家で作られたコットンで糸や布の製造をしています。

益久の綿畑は中国山東省にあり、いまも近代農法に切り替えずに、昔からの手作業による木綿栽培を続けています。

この畑では今まで一度も農薬や肥料を使ったことがなく、そのことを「100年無農薬」と表現しています。

今は農薬や化学肥料が生まれる以前の農法が見直され自然栽培や自然農と呼ばれております。

ほんの百年ちょっと昔の人があたりまえにやってきたことを見習って「手」と「自然」ということに頑固にこだわって、糸と布のモノ作りを続けています。

☆コットンは、水に濡れた状態では繊維の強度がアップします。



■ヘンプコットン手織りふきん

三宅商店の地元である岡山のヘンプショップ「ビバーク」と共同で作った、ヘンプコットン生地の手織りふきんです。

ヘンプ生地を使っていることによって、速乾性・抗菌性が高く、丈夫です。

毛羽が立ちにくいので、食器・グラス拭きや台ふきんとして、カビや雑菌も気にせずお使いいただけます。使い込むほどにふんわり柔らかい肌触りになります。



■ホタテの貝殻の粉

ホタテの貝殻を粉末にしたもので、多様な使い道のある便利な粉です。

★食材の洗浄・農薬やワックスの除去に(野菜・米・魚・肉など)

★ 台所用品の洗浄に(まな板・包丁・ガスコンロ・グリル・布巾など)

★赤ちゃんのいるご家庭に(哺乳瓶・おしりふき)

★掃除に

★洗濯に

★ペットに

★消臭に

☆使用後の水溶液は下水道に流すとバクテリアや雑菌の繁殖を抑え、排水溝のぬめりを防ぎます。

「漁業廃棄物がめぐりめぐって、きれいな自然がよみがえる一つのツールになると考えておりますので、もっともっとみなさまに広がりますように」(生産者)



■体の中の土=場は、肚

環境に配慮した掃除道具を使うことで、心身の健康にも貢献することができます。

そして、場をあらわす「土」は、体の中でいうと「肚」。

腸内に住む数百兆の腸内細菌たちの住環境のための、クリーニング。

『マワリテメクル小宇宙』を書かれた岡部賢二さんは「新月、満月ごとの玄米甘酒断食で腸内環境を整えること」を勧めています。

また、この甘酒にcosmic hemp(麻炭)を混ぜることで、浄化力はさらに高まります。

腸内と町内を、微生物たちと、お清めしましょう。



■排水口の向こう側をクリーニングするお洗濯

衣食住のクリーニングにおいて、最初に来るのが衣服の洗濯。

主に地中海や各地の沿岸部で、古代から病気の治療や浄化に使われてきたマグネシウムを使って、マイナスイオン水を作ることで洗濯が出来ます。


「ランドリーマグちゃん」は高純度99.95%のピュアマグネシウムを使用しています。

ピュアマグネシウムを水に入れると、アルカリ性の水素水を生成します。

この水は、非常に高い洗浄力を持っています。

皮脂汚れの分解率は、洗剤と同様の30%もあり、臭い成分の分解率は洗剤の10倍。

そして、この洗浄力のある水は、流れる場所すべてをキレイにします。

洗濯槽や排水ホースのカビや汚れ、排水された後の川や海の水までキレイにします。


洗浄力の秘密は、とてもシンプルな化学反応によるもの。

マグネシウムと水が混ざり合うと、水道水がアルカリイオン水に変化します。

そのアルカリイオン水で衣類に付着した油脂分を分解し、汚れを落とすことができるのです。

そして使い続けていくうちに、洗濯槽や排水ホースまで丸ごときれいにしてくれます。

公式HPでは、「子どもが袖口をしゃぶっても安心」「皮膚トラブルが改善された」など喜びの声が寄せられているそうです。

僕は、肌着や産着をマグちゃんと一緒にタライに一晩つけ込んで、翌日水かお湯ですすいで、クエン酸を入れた湯水でリンスして仕上げます。

(クエン酸は、排水口の掃除を助けますし、衣類の消臭、黄ばみ防止にもなります)

参考記事:三宅商店店主が洗濯について詳しく書いています↓


■水はどこから来て、どこに行くのか

以前、「日本が売られる」という本の紹介記事の中でも触れましたが、私たちの生活を支えている水の現状は今、大きく変化しています。

今まで以上に、水がどこから来て、どこに行くのか、について考えながら暮らすことが大事になってきます。

そんな中、水と私たちのつながりについて具体的に見直す実践の提案が「生活者自らが自然環境を守っていくために、あらえびすの活動をサポートする」取り組みです。


◎あらえびす

あらえびすは、全国で 28か所(鈴鹿、福島、香川など)の水源を預かり、その伏流水を自然に負荷のかからない”手汲み”で届け、日本の水源を守る活動をしています。

「あらえびすの手汲みの水を届けてもらい、日本の水源地を市民で守っていく」

水道民営化、多国籍企業による水源地の買い占め、自然破壊の実態。国や企業に任せずに、消費者自ら日本の豊かな水源地や森林を守り、その自然の恩恵を受ける仕組みがあります。そんな仕組みを1万人のサポーターとともに作り出そうとしている「あらえびす」と「三宅商店」が2018年9月より、本格的に協力体制をとることになりました。

彼らの「いのちのもり響命プロジェクト」【伏流水サポーター】になることで、生活者としての立場から、日本の水源を守る活動に直接参加することができます。

自宅や会社のミネラルをーターを『あらえびすの手汲みの伏流水』に変えることで、本物の生きた伏流水を体験することに加え、日本の水源地を守る活動に参加することができます。

今は季節の変わり目であり、時代の変わり目。

新しい時を迎える大掃除キャンペーンは続きます。


☆今回の記事を書くにあたり、三宅商店magazine『めぐるめぐるよ季節はめぐる』と『ナチュラル洗剤そうじ術』(著:本橋ひろえ / ディスカヴァー・トゥエンティワン)を参考にさせていただきました。

どうもありがとうございます。


■お正月のご案内

正月の「正」は、「止+一」。

大事な節目は、一度止まってから動き出す。

ふだんの手を止めることで、動きが見えます。

仕事の手を止めて、家族や親戚、ご近所さんと労い合う時。。

ということで、、三宅商店はグレゴリオ暦の正月休みは取らなかったのですが、この和暦は正月休みに入ります。

(ご案内)

2月2日〜7日は三宅商店は正月休みをいただきます。

クレジット、代引きは2/1(金)のご注文分まで、コンビニ決済、ゆうちょ振り込みは2/2(土)の朝9時までにご入金が確認できたご注文はお休み前の2/2(土)に発送することが可能です。

それ以後のご注文は休み明け2/8(金)より順次発送いたします。

着日や時間指定がある場合、ご希望通りにお受けできない可能性があることをあらかじめご了承ください。


ではみなさま、よいお年を!


text by 冨田貴史

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