和暦で大掃除:ナチュラルクリーニングのすすめ今は和暦の師走。師走は、一年の最後の月です。■正月行事は煤払いから・・・もともとの大掃除正月は本来は「年神様」とよばれる家の守り神を迎えておまつりする期間である。年神様は、その家の先祖の神で、稲を育ててくれる農耕神だとされた。「年」とは、稲穂が稔ることをあらわす「稔(ねん)」から転じた言葉である。江戸時代までは、年神様をまつる正月行事は十二月十三日の煤払い(すすはらい)からはじまると考えられていた。煤払いの日には、どの家でも大掃除が行われた。これは、家を清めて神様を迎えるためのものである。 ー『知っておきたい日本のしきたり』(著:武光誠 / 角川ソフィア文庫)より一年の最後の月におこなわれる「煤払い」は、今でいう大掃除のもとになって...11Jan2020商品紹介パーマカルチャーあたらしくてなつかしい経済の物語り自然療法
くすりとたべものと日用品1:飲食衣服、これ大薬。草根木皮(漢方薬)、これ小薬。 鍼灸、これ中薬。飲食衣服、これ大薬。 身を修め心治める、これ薬源なり。(紀元前に記された中国の古典の一つ「書経」より)小薬とは、ある症状には効くけれど、それ以外の症状には効かなかったり、ある量を摂ると体によく働くけれど、摂りすぎると効果が減ったり逆効果になるようなもので、大薬とは、どのような体調の時でも、頻度や量にこだわらず(限度はありますが)摂ることができ、対症療法的というよりは、根本的な体質改善に貢献するようなもの。中薬は、その中間で、暮らしの中に適度に取り入れることが勧められているものです。草、根、木、皮を薬として取り扱う文化は、中国に限らず、世界全域で古くから続いています。...10Oct2018自然療法あたらしくてなつかしい経済の物語り
なぜ三宅商店が”水”を売り始めたのか? シリーズ01〜日本の水道民営化編〜「三宅商店がついにお水を売り出したらしいよ。」いつからか、ペットボトルに入った水を買うことが当たり前になって、市場に溢れたたくさんのミネラルウォーターブランド。水ビジネスといったらなんだか”あやしい”ものが多く、何を基準にして選んでいいかもわかりません。一消費者として、わたしもその経験があります。「三宅商店がついにお水を売り出したらしいよ。」はい。始めました。正確には、お水は売っていませんが、今月から、あらえびすの日本の水源地を守る活動に対する寄付のお礼に、あらえびすから山形県東根の伏流水をお届けする。という【あらえびすの手汲みの伏流水サポーター1万人】を目指して、本格的に協力体制を取ることになりました。10Sep2018商品紹介あたらしくてなつかしい経済の物語り
三宅洋平×マット・ビボウ 『映画上映会+トークイベント』が開催されました。我らが店主・三宅洋平が新たに立ち上げた「一般社団法人 里山経済・環境研究所(通称:Satoken)」主催による初のイベントが、わたしたち三宅商店が店を構える、岡山県吉備中央町で先日開催されました。夕暮れ時から開催されたマーケットには、地元で人気の飲食雑貨店も出店し、会場には子どもから年配の方まで、本当に幅広い層の方が足を運んでくださいました。01Sep2018岡山ローカルイベントパーマカルチャーあたらしくてなつかしい経済の物語り
コミュニティとマーケット:地域と治水と経済と■マーケットのテンポと住民のテンポ以前、地域経済を研究する方からこんな話を聞いたことがあります。「商店街がある地域では、商店街がない地域より高齢者の健康度が高い。商店街をおじいさんやおばあさんが通るたびに『いい天気だねー』とか『どこに行ってたんだい?』とか、それぞれの商店主に声をかけられる。そういった、ちょっとした会話を毎日していることが、おじいさんおばあさんの心身にハリを作る。」オーナーがそのまま店主になり、店頭に立っている個人商店。商店主は、日々目の前を通っていく老若男女の一人一人をよく覚えていて、挨拶をかわしたりしている。そしてとりわけ一人暮らしのおじいさんやおばあさんには、健康チェックも兼ねながら声をかけている。その話を聞い...27Aug2018岡山ローカルイベントパーマカルチャーあたらしくてなつかしい経済の物語り
■三宅商店での買い物を勧めるわけ:コミュニティとマーケットこんにちは。ここ数回、主に「季節の養生」といったテーマで何度か記事を書いている冨貴工房&冨貴書房の冨田貴史です。僕は、生活を支える食や衣服を手作りする事と、それらを手作り出来る場そのものを手作りする輪を広げることを軸に活動をしています。そして、三宅商店がオープンして以来、商店のスタッフや近隣住民の皆さんと、塩炊きやみそ作り、茜染めなどを行ったり、茜染めの麻褌を納品させてもらったりさせてもらっています。22Aug2018あたらしくてなつかしい経済の物語り
......それは、すべてのキーワード先月、お隣の建部町で「Okayama村づくり超会議×SAIHATE」というイベントがあり、参加して来ました。SAIHATEとはご存知の方も多いかと思いますが、熊本にある「衣食住+文化循環型のエコビレッジ」、三角エコビレッジサイハテのこと。コミュニティマネージャーである坂井勇貴氏による、SAIHATE村での体験談などを交えたトークセッションでした。当日まで3日という緊急告知の中、歩いてこれるご近所さんから、遠くは大阪や広島からの参加者まで、「村づくり」に熱い思いを抱く50名近い方々が集いましたよ。地元ネイティブの方ももちろんいらっしゃいましたが多くは移住された方々で、実際に「世代の壁で行き詰まっている」と話す方が幾人かいらっしゃったり...03Aug2018商品紹介岡山ローカルあたらしくてなつかしい経済の物語り
あたらしくてなつかしい経済の物語り(8)「塩のつくり方 ①」文・冨田貴史絵・Karri Tree Design構成・三宅洋平(三宅商店では毎年春分に、1晩中火をくべて海から塩を炊く「塩炊き」を開催しています。ワークショップのリーダーは、我らが冨田くん。「なぜ、精製塩(食卓塩)は身体に相応しくなく、天然塩を摂る必要があるのか?」「なぜ、塩の自給は自然なライフスタイルを取り戻すシンボルたり得るのか?」そこをみんなに解りやすく説明して欲しい、という店主のリクエストに答えてもらいました。塩の炊き方の説明に至るまでの、3回シリーズです。)17Aug2015あたらしくてなつかしい経済の物語り
あたらしくてなつかしい経済の物語り(9)「塩のつくり方 ②」文・冨田貴史絵・Karri Tree Design構成・三宅洋平「なぜ、精製塩(食卓塩)ではなく、天然塩を摂る必要があるのか?」「なぜ、塩の自給は自然なライフスタイルを取り戻すシンボルなのか?」17Aug2015あたらしくてなつかしい経済の物語り
あたらしくてなつかしい経済の物語り(6)「味噌のつくり方・前章」文・冨田貴史絵・Karri Tree Design構成・三宅洋平【年間300回を超えるワークショップにて、味噌作りや塩炊き、地球暦や草木染めを全国に伝導している冨田貴史。連載6回目にしてついに、味噌作りの伝授にはいりました。冨田氏らしく前章は焦らすように知識編です。「手前みそ」のつくり方、始めましょう。簡単!】06May2015あたらしくてなつかしい経済の物語り